ワイルドサファリ


久々に品川でIMAXを見てきた。
休日というのにやっぱり人少ない、、、。20数名しか観客おらず。

品川のIMAXはオープン当初はIMAX3Dの比率多かったのに、今では、午前中しか3Dを放映せず、一番行きやすい時間は皆2Dだ。
たしかに人気のある通常の映画をIMAXで放映したときと比べると地味なコンテンツが多い3Dものは、観客の入りが桁違いだもんな(^^;。

とはいっても、IMAX3Dが見れるだけでもありがたいわけで。どうか今後もめげずに3Dを放映し続けてください。
普通の映画館だと、いまだに赤と青のめがねをかけさせられるようですから、、
そういえば、IMAXライバルの動向はどうなったんでしょう。

日本ではまったく音沙汰がないです。
スクリーンの大きさではIMAXにかなわないのでしょうが、より身近に見られるのであれば、大歓迎なんですが。
しかもDisneyやジョージルーカスがかかわってるようですので、Pixerの映画やスターウォーズなんかが3Dで!?なーんて期待してしまいますが。

さて、話はIMAXに戻り、今日みた映画は「ワイルドサファリ」という映画で、南アフリカの自然保護区をガイドと共に、貴重な動物を探しに旅をするというドキュメンタリー映像です。
映画チラシには、野生保護区でもっとも貴重なビッグ・ファイブを視察しますと書いてあったのですが、思わず「ミッキー・ミニー・グーフィー・ドナルド・プルート」のことかと思ってしまった(ディズニーランドにおけるビッグファイブ)が、違うようだ。アフリカでは「ゾウ・ヒョウ・ライオン・サイ・ケープバッファロー」だそうで。

しかしIMAX3Dは迫力があるなぁ。
最近地上波デジタルが始り、一般家庭にもハイビジョンコンテンツが普及してきたが、IMAXは次元が違う。
ハイビジョンは「キレイだなぁ」くらいにしか思わないが、IMAX3Dは「本物がそこにある」としか思えないくらいのリアリティ。視界を覆う巨大なスクリーン。地響きを起こす迫力あるサウンド。そしてまさにその場にいるとしか思えなくなってしまう3D感。

IMAXはあまりにスクリーンが大きいので、全映像を視野におさめることができないのだが、視野を自分で制御する、つまり、「見たいものを見る」という行為が、3Dとあいまって、実際にサファリをツアーしている感覚に陥らせてしまう。

バーチャルリアリティとは、

体験可能な仮想空間(virtual world)の構築、五感(のうちのいくつか)に働きかけて得られる没入感(immersion)、対象者の位置や動作に対する感覚へのフィードバック(sensory feedback)、対象者が世界に働きかけることができる対話性(interactivity)の4つである。うしろの3つを構成要件する場合もある。この基準に照らせば、例えば小説には視聴覚による没入感が欠け、映画には対話性が欠けるため、VRとはみなされない。
(出典)

とあり、「映画はVRとはみなさない」とされているものの、自ら知覚する視界を、顔を振り向くという実際の行為によって得る、そのさまは、まさにinteractivityであり、sensory feedbackである。

個人的にはIMAX3Dは世界最強のVRコンテンツだと思っている。

そんなこんなで、40分というフリカ探検はあっというまに終わってしまったのである。

映画を見終わって、品川の町に出ると、強い日差しの匂いが、サファリを想起させ、また、行き交うオートバイのエンジン音や、バスのエンジン音がライオンやゾウのうめき声に聞こえてきて、なんだか楽しくなってしまった。
東京砂漠もいいもんだ。